適応障害と上手に生きていく|安定した心をコントロール

ストレスが原因の障害

詳しい症状

悩み

社会生活を送る上で、何らかのストレスを感じた経験がある人は多くいます。その場合の通常の症状は、不安やイライラが強くなったり、憂鬱になったり自暴自棄になったりします。しかし適応障害の場合は、通常よりも社会生活上のストレス反応が強く現れることによって、学校や家庭や職場などでの社会生活を送ることが困難となります。つまり、適応障害とは誰しもが感じる社会生活上のストレス反応を、予想外に強く受けてしまうことによって、精神的なダメージを受けてしまうというものです。適応障害の症状は、ストレスを受けた状況や本人の状態にもよるので様々ですが、大きく分けて4つの症状に分類されます。不安症状を中心とする状態・うつ症状を中心とする状態・問題行動を中心とする状態・身体症状を中心とする状態です。適応障害は、ストレスとなるものがはっきりと分かっている場合が多いので、それを回避することによって症状は次第に改善して行きます。しかし、理由があってそのストレスから離れることができない場合は、症状が慢性化してしまうこともあります。症状が慢性化した際には、医師に相談し適切なカウンセリングを受ける必要があります。また、そのカウンセリングを通してストレスに打ち勝つ精神力を身に着けることも大切です。

きっかけやなりやすい人

適応障害が発症するきっかけはストレスですが、そのストレスにも様々あります。具体的に言えば、職場での上司との関係や異動によるもの・恋愛においての失恋や浮気・夫婦生活・がん治療・学業における失敗など非常にたくさんのことが要因となります。適応障害になりやすい人は、環境面においては孤立した状況で相談相手がいない・多忙な環境・周りからのサポートが得にくい人などが挙げられます。また、ストレス状況に遭遇した場合に、人はそのストレスを乗り越えることによってストレス耐性を身に着けることができます。そのストレス耐性が経験不足から未熟な人や、ストレスを感じやすい性格の人も、適応障害になりやすい人となります。精神科に通院している人の約10%が適応障害だと診断されています。また、適応障害と診断された人は5年後には、約40%の人がうつ病との診断に切り替わっています。適応障害は、実はその後の重篤な精神疾患の前段階という可能性もあるのです。適応障害だと診断された場合の治療方法は、ストレスに適応できるようストレス耐性を身に着けたりストレスの原因を探ったり、周囲からのサポートを促すといったことを、医学的な面からサポートして行くという方法です。